ジュード・ロウが破戒教皇役のドラマは同性婚はどう描く?

画像引用元 http://www.flickeringmyth.com/2016/06/jude-law-is-the-first-american-pope-in-trailer-for-paulo-sorrentinos-the-young-pope/

まずは、この予告編をご覧ください。

不気味な雰囲気と、だからこそエロティックさを感じさせる予告編は、ジュード・ロウ主演の新作TVシリーズ「The Young Pope (若き教皇)」

この作品は、

『グレート・ビューティー/追憶のローマ』で第86回アカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞に導いたパオロ・ソレンティーノ監督の最新作。ジュード・ロウが架空のイタリア系アメリカ人司教レニー・ベラルドを演じ、史上初のアメリカ人ローマ教皇ピウス13世になるという話題作だ。共演はダイアン・キートンで、アメリカ人の修道女メアリーを演じる。
■引用元 日本のKADOKAWA、ジュード・ロウ主演ドラマのオールライツを獲得(Cinema Cafe.net)

画像引用元 http://www.hollywoodreporter.com/news/first-look-jude-law-paolo-817841
画像引用元 http://www.hollywoodreporter.com/news/first-look-jude-law-paolo-817841

 「The Young Pope」は全10話のミニ・シリーズ。
イタリアのケーブルTV局「sky」、フランスの有料チャンネル「Canal+」、アメリカのケーブルTV局「HBO」の3カ国共同制作。
この3局は有料チャンネルということで、通常の地上波局に比べると過激描写の基準が低く、今までの刺激的な作品を放送してきました。

HBO制作のドラマ代表作。(上段左より:ゲーム・オブ・スローンズ、セックス・アンド・ザ・シティ、OZ/オズ、ソプラノズ)
HBO制作のドラマ代表作。(上段左より:ゲーム・オブ・スローンズ、セックス・アンド・ザ・シティ、OZ/オズ、ソプラノズ)

「The Young Pope」のストーリーをざっくり紹介すると、

そのストーリーは、ヴァチカンがリベラルな教皇に飽きて、イタリア系アメリカ人で極めて保守的な司教にローマ教皇を継承させるというもの。同番組は英語で50分のエピソードを8話放映する予定。共同脚本のグリゾーニは「ヴァチカンを含めて誰も、このアメリカ人教皇の頑固さに対する覚悟はできていないよ」とVarietyに語っている。
引用元 ジュード・ロウが教皇役へ!『グレート・ビューティー」ソ連ティーノ監督とタッグ(シネマトゥディ)

画像引用元 http://www.magazine-hd.com/apps/wp/the-young-pope-tvseries-novembro/
画像引用元 http://www.magazine-hd.com/apps/wp/the-young-pope-tvseries-novembro/

ここに描かれているリベラルな教皇とは、現在のローマ法王(教皇)フランシスのこと。フランシス教皇は就任以来、それまで断罪してきた同性愛者に対するフレンドリーな発言が注目されています。
フランシス教皇の同性愛者に対する発言がどんなものかは下記をご参照ください。

■参考記事
ローマ法王「キリスト教は同性愛者に謝罪すべき」でも、同性婚は認めない

同性愛者に対してリベラルな発言を繰り返しつつも、同性婚に対してだけは慎重な態度を崩さない現在のフランシス教皇。それだけ保守的なカトリックにおいて「同性婚」が如何にタブー視されているのかお分かりいただけると思います。

そんなリベラルな教皇に飽きて保守的な教皇を据えたという設定のドラマ「The Young Pope」では当然のごとく同性婚を全面的に否定するのだろうと予想できます。
しかし、下記のような記事も配信されています。

What’s the Deal With HBO’s The Young Pope?

“They’re going to realize just who I am,” says the Young Pope. “This pope does not negotiate on anything or with anyone,” we’re told via narration. Sexy Pope, more like. The Morally Ambiguous Pope, it seems. The Young Pope’s perspective on gay marriage is evolving. The Young Pope has fucked. Whether you feel comfortable calling the Young Pope “daddy” in a sexual way… or a paternal way… well, that’s up to you. 

誰の交渉にも応じない独裁的な若き教皇は、道徳的には曖昧であり、女性との肉体交渉も厭わない。本来の意味で「パパ」と呼ぶべきか、性的な意味で「パパ」と呼ぶべきかは見る人の判断に委ねる…..という内容ですが、注目すべきは

The Young Pope’s perspective on gay marriage is evolving.
同性婚に対する若き教皇の(将来の)見通しは進化している。

という一節です。

若き保守的な教皇を据えてみたところ、これが独裁的で破戒的な男であったという展開からすると、同性婚に対しても意外や前向きな考えを表明しているのかもしれません。
ジュード・ロウのセクシーさと共に、同性婚に対する描き方も非常に気になる作品です。

KADOKAWAが日本でのAll Rights(全ての権利)を取得したこのシリーズ。どのような形で目にすることができるのか、期待しながら発表を待ちたいと思います。

KADOKAWA公式サイト

About itaru 24 Articles
元・月刊Gーmen編集長。LGBTQI(セクシャル・マイノリティ)に関わる様々な事柄を取材・分析して、誰でも分かりやすい平易な言葉でお伝えしていくことを使命と感じています。

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